アートメイクとタトゥーの
違い
1
.目的の違い
アートメイク
眉やアイライン、口唇、頭髪など、悩んでいる部位や病気で失ったものをカバーすることを目的とします。
タトゥー
おしゃれやファッションの一部として、肌の装飾を目的とします。
2
.持続性の違い
アートメイク
表皮層に色素を入れるため、およそ1~3年で徐々に退色します。
タトゥー
真皮層に色素を入れるため、半永久的に脱色することはありません。
3
.施術者の違い
アートメイク
医療行為として位置付けられ、医師または看護師が施術を行います。
タトゥー
明確な資格は不要で「彫師」と名乗れば誰でも施術ができます。
4
.リスクの違い
アートメイク
浅い部位に施術するため、神経や繊維を傷つけるリスクは低いです。
タトゥー
真皮層まで針を進めるため、感染や神経損傷のリスクが高いです。
5
.施術方法の違い
アートメイク
表皮層(約0.02~0.03mm)に色素を入れます。
タトゥー
真皮層(約2~3mm)の深い部分に色素を入れます。
アートメイクは自然な風合いを演出し、タトゥーははっきりとした色合いを出すことがポイントです。
どちらも異なる目的と特性を持っているため、施術前に違いを理解しておくことが大切です。
アートメイクは複数回の施術が必要
免疫機能の働きで、異物である色素を体外に排出しようとするため1回で定着することはありません。
最低でも2回セット、個人差により3回目が必要な場合もあります。
1回目:仮の形を作り、色の定着率を確認します。
2回目:定着率をみて、濃度とデザインを調整します。
アートメイクの持続期間
個人差が大きく断定はできませんが、およそ1年から3年となっています。
〈 施術後の経過イメージ 〉
アートメイク施術前の
注意点
アートメイクを受ける前に、いくつかの注意事項があります。
以下は施術ができない禁忌症です。
- 心臓病
- 重度の糖尿病
- 重度の金属アレルギー
- 局所麻酔薬アレルギー
- 免疫力が低下している方
- 妊娠中
- ケロイド体質
- 何かしらの感染症をお持ちの方
- 施術部の皮膚疾患
- アトピー症状のひどい方
- 口唇ヘルペス発症中(リップ希望者)
- 緑内障または白内障(アイライン希望者)
- 長期間ステロイドを内服している方
- 脳梗塞または肺梗塞などで血液サラサラのお薬を服用している方
内服中のお薬がある方は、必ずお薬手帳をご持参ください。
また、上記以外の疾患や体調不良の場合も、医師の判断で施術をお断りすることがありますのでご了承ください。